つみたてNISAを始める前に知っておくこと
2024年から始まった新NISAでは、「つみたて投資枠」として年間120万円まで積立投資を非課税で行えます。毎月コツコツと積み立てる「ドルコスト平均法」を活用することで、価格変動リスクを分散しながら長期的な資産形成ができます。
この記事では、つみたてNISAを始めるための具体的な手順を解説します。
ステップ1:証券口座を選ぶ
つみたてNISAを始めるには、まず証券会社でNISA口座を開設する必要があります。口座選びのポイントを見ていきましょう。
主要ネット証券の比較
| 証券会社 | 最低積立金額 | ポイント還元 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| SBI証券 | 100円〜 | あり(Vポイント等) | 取扱ファンド数が豊富 |
| 楽天証券 | 100円〜 | あり(楽天ポイント) | 楽天経済圏との親和性 |
| マネックス証券 | 100円〜 | あり(マネックスポイント) | カード決済でポイント還元率高め |
| auカブコム証券 | 100円〜 | あり(Pontaポイント) | au経済圏との連携 |
口座選びのポイント
- 使っているカードや経済圏に合わせる: クレジットカードで積立できる証券会社を選ぶと、ポイントを貯めながら投資できます
- 取扱ファンド数: 人気のインデックスファンドは主要証券会社でほぼ取り扱っていますが、銘柄の多様性も確認しましょう
- 操作のしやすさ: スマホアプリの使い勝手も重要です
ステップ2:NISA口座を開設する
証券会社を決めたら、口座開設の手続きを行います。
必要なもの
- マイナンバー確認書類: マイナンバーカード、または通知カード+本人確認書類
- 本人確認書類: 運転免許証、パスポートなど(マイナンバーカードがあれば不要な場合も)
- 銀行口座情報: 入出金に使う銀行口座
開設の流れ
- 証券会社のウェブサイト(またはアプリ)から口座開設を申し込む
- 必要書類をアップロード(または郵送)
- 審査・税務署への届け出(証券会社が代行)
- 口座開設完了の通知を受け取る
※ 口座開設には通常1〜2週間かかります。オンライン完結の場合は最短当日〜数日で開設できる証券会社もあります。
ステップ3:銘柄を選ぶ
口座が開設できたら、積み立てる投資信託(ファンド)を選びます。
初心者におすすめのファンドの特徴
- インデックスファンド: 日経平均やS&P500などの指数に連動するファンド。運用コスト(信託報酬)が低い
- 全世界株式型: 先進国・新興国を含む全世界の株式に分散投資できる
- 信託報酬0.1%以下: コストが低いほど長期リターンに有利
人気の選択肢(例)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー): 全世界株式に低コストで分散投資
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500): 米国大型株500社に投資
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド: 米国市場全体をカバー
初心者の方は、まず1〜2本に絞ってシンプルに始めることをおすすめします。
ステップ4:積立設定をする
銘柄を選んだら、積立の設定を行います。
設定する項目
- 積立頻度: 毎月・毎週・毎日などから選べます(毎月が一般的)
- 積立日: 毎月何日に引き落とすか設定します
- 積立金額: 月100円〜設定可能。無理のない金額から始めましょう
- 引落し方法: 銀行口座引落しまたはクレジットカード払い
積立金額の目安
本サイトの積立シミュレーターを使って、目標額から逆算した必要月額を計算してみましょう。
例えば、20年後に1,000万円を目指す場合(想定年利5%)、必要な月額は約2.4万円です。
ステップ5:あとは放置でOK
積立設定が完了したら、基本的にほったらかしにするのがコツです。
- 相場が下落しても慌てない: 価格が下がっているときは、同じ金額でより多くの口数を買えるため「安く買えるチャンス」です
- 長期継続が大切: 積立投資は時間を味方につける戦略です。10年・20年と続けることで複利効果が発揮されます
- 定期的に見直す: 年に1回程度、目標額と現状を確認して積立金額を調整しましょう
まとめ
つみたてNISA(新NISAのつみたて投資枠)を始める手順は以下の通りです。
- 証券会社を選んでNISA口座を開設する
- 低コストのインデックスファンドを1〜2本選ぶ
- 毎月の積立金額を設定する
- 長期間、継続して積み立てる
最初の一歩を踏み出すことが大切です。少額でも構いませんので、まずは始めてみることをおすすめします。投資は「待つ」のではなく「続ける」ことで成果が出ます。